この記事では、山口県川棚温泉にある「たかせ」の名物料理、瓦そばとうなめしについてレポートします。
瓦そばは、文字通り茶そばを屋根瓦の上で焼いたもので、普通のざる蕎麦とは違った味を楽しむことができます。
うなめしは、櫃(ひつ)まぶしと言った方が通りがいいかもしれません。1杯目はそのままで、2杯目はお茶漬けにして食べるというものです。
今回は、この瓦そばとうなめしの両方を食べてみました。食べ合わせで言えば、ラーメンと焼飯の黄金ペアに勝るとも劣らない黄金コンビです。
「たかせ」川棚本店の行き方
川棚本店は本館、南本館、東本館が隣接していて、今回はこの中の本館に行きました。ちなみに南本館は団体用、東本館はお祝い事用の個室とコース料理が用意されているようです。
食事のスタイルに合わせて営業しているようなので、どの館に行けばよいか迷うときは本館に行くか、電話で問い合わせましょう。
川棚本店(本館)
- 住所:山口県下関市豊浦町大字川棚5437
- 電話:083-772-2680
- 営業時間:11:00~20:00
- 定休日:毎週木/金(祝日は営業)
- 駐車場:大きめの駐車場あり
写真は、本館の入口付近で撮影したもの。客が多い場合はここに並ぶことになります。防寒用にひざ掛けや暖房機器が設置されていました。
「たかせ」川棚本店で「瓦そば」と「うなめし」を食べてみた
創立者の高瀬さんは、西南の役(明治十年)にて薩摩軍の兵士たちが”瓦の上で肉や野草を焼いて食べた”という史実からヒントを得て、瓦そばを開発したそうです。何事も初めにやる人はすごいですよね。
妻と二人で訪れたので「瓦そば」二人前を注文。瓦そばだけだと少し足りないので、この店では初めての「うなめし」を1つ頼みしました。
合計4400円(税抜き):瓦そば(1100円)×2+うなめし(2200円)
そばの上に錦糸玉子、牛肉、海苔、レモンに紅葉おろしが乗っていて、色のバランスが良いです。
焼けた瓦の上で、麵がジリジリっと音を立てている。熱々ですよ。
ポットから暖かいつゆを注ぎます。舐めてみると御手洗団子のタレのような、甘めの奥深い味がする。
まずは、茶そばだけをつゆにつけて食べてみました。
店の説明書によると「抹茶は宇治抹茶、そば粉は北海道産」を使用しているとのこと。だからと言って違いがわかるほど、私の舌は敏感ではありません。がっ、旨いのはわかる。
次は、肉や玉子を絡めて食べる。あーうま!
さらに、紅葉おろしやレモンをつゆに加えると複雑な味になる。もう止まらない。
瓦の近くになると、麵がカリカリに焼けて違う食感も味わえる。
続いて、うなめし。
うなぎの上にタレがたっぷりかかっている。それに、ねぎ、海苔、わさびの薬味三点セットと漬物がついています。
国産のうなぎを使用しているそうだが、味の決め手はタレ。個人的には甘めの方が好きなので、この店の味付けは、私にはちょうど良い。
店の説明書によると、「1杯目はそのままで、2杯目は薬味と混ぜて、3杯目はわさびとお茶漬けで食べる」と書いてあります。
私たちは、二人で2杯ずつに分けて食べたので、1杯目を薬味を混ぜて、2杯目をお茶漬けで食べました。
間違いなく美味いです。お茶漬けといっても、魚系の出汁を使っているのでそのまま飲んでもおいしい。
あっ、という間に平らげてしまいました。名残惜しい…。
私たちには、瓦そば1人前に、うなめし小茶碗2杯でちょうど良い量でした。
「たかせ」川棚本店以外の店舗情報
ゆめシティ新下関店
- 住所:山口県下関市伊倉新町3-1-1 ゆめシティ1階
- 電話:083-250-7337
- 営業時間/営業日:電話で問い合わせ
門司港レトロ店
- 住所:北九州市門司区港町5-2 海峡プラザ西館2階
- 電話:093-322-3001
- 営業時間/営業日:電話で問い合わせ
福岡市からだと一番近いのが門司港店ですが、観光地の中にあるせいか、いつも客が多いようです。
まとめ
「たかせ」川棚本店は、築100年の趣のある店でした。写真のような日本庭園もあるので、明るい時間であれば、庭を見ながら食事を楽しむことがきます。
発祥の地だけあって瓦そばは間違いありませんでした。加えて、うなめしとセットで食べれば期待以上の満足感が得られると思います。
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機会があればお試しあれ。
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