今回は、山口県下関市唐戸(からと)市場の2階にある市場食堂「よし」のリーズナブルなフグの定食について紹介します。
唐戸市場に行くと、1階の店で寿司など好きなものを選んで、海を見ながら食べると楽しいですよね?私もそう思います。でも、市場食堂「よし」のフグの唐揚げを知ってからは、完全にこの店のファンになってしまいました。
この記事の前半は、唐戸市場の行き方、週末限定イベント「活きいき馬関街」について書いています。
後半では、市場食堂「よし」で食べたフグの唐揚げとふぐ刺しのセット「ふくふく定食」、フグの唐揚げと刺身、海老フライのセット「よし定食」をレポートします。
目次
山口(下関)はなぜフグが有名なの?
フグのイメージが強い山口ですが、漁獲高は平成29年度で1位石川、2位北海道、3位富山、4位島根、5位山口だそうです。
5位の山口(下関)がなぜフグで有名なのか?
その昔、日本ではフグを食べるのを禁止していましたが、最初に下関が解禁されたことをきっかけにフグの加工技術や料理が発達して、「フグと言えば山口(下関)」が定着したようです。これが理由で、現在でも、他県で水揚げされたフグが下関に集まってくるのだそうだ。
ちなみに解禁したのは初代総理大臣の伊藤博文だったそうです。
なお、下関ではフグのことを、幸福の福とかけて”フク”と言うこともあります。
唐戸市場の週末限定イベント「活きいき馬関街」
各地からフグが集まってくる場所が、この「唐戸市場」になります。
唐戸市場は普段は魚市場ですが、毎週金土日(祝日)には「活きいき馬関街(ばかんがい)」というイベントを開催していて、一般人も気軽に入ることができます。
一般客は、唐戸市場の1階に並んでいる鮮魚店で、寿司・味噌汁・天ぷらなど自分の好きなものを買うことができます。
もちろん寿司ネタは新鮮でちょい大きめ。種類にもよりますが1貫100円~200円くらいです。
選び放題なので、逆に選ぶのが難しい。どれにしようか迷う時間もまた楽しい。大人も子供も喜ぶことは間違いないでしょう。実際、国内外の観光客に大人気の場所になっています。
唐戸市場のすぐ横は関門海峡があり、晴れた日だと最高の眺めです。
景色を見ながら食べると、より一層美味しく感じられます。遠足で寿司を食べるようなものですね。
唐戸市場の行き方
福岡から車で行く場合は、九州自動車道の下関ICで降りて10~20分程度で着きます。
- 住所:山口県下関市唐戸町5-50
営業時間は、行く場所や曜日で異なるので下の時間でチェックしておいてください。
- 唐戸市場営業時間
- 5:00~15:00(月~土曜)
- 8:00~15:00(日曜・祝日)
- 活きいき馬関街(週末限定飲食イベント)
- 10:00~15:00(金・土曜)
- 8:00~15:00(日曜・祝日)
- 市場食堂「よし」営業時間
- 6:00~14:00(月~金曜)
- 6:00~15:00(土曜)
- 8:00~15:00(日曜・祝日)
- 毎週水曜日は定休日
なお、終了時間は目安であって、ネタの仕入れ状況によっては早く閉めることもあるようです。
唐戸市場には駐車場があります。
ただし、混雑しやすいので時間に余裕を持っていくことをおすすめします。
唐戸市場の駐車場入り口付近(上の写真)が渋滞しているときは、近隣の駐車場に停めて、市場まで歩いた方が早いかもしれません。
市場食堂「よし」
さて、今回紹介するのは唐戸市場の2階にある市場食堂「よし」です。
どこからでもよいので階段で2階へ昇って、唐戸市場の正面(観覧車側)へ向かって歩けば、角の方に店があります。
福岡にもフグ料理の店はありますが、高級料理だけに気軽に行ける感じではありません。
ところが、「よし」は市場関係者用の食堂のため、リーズナブルな値段で、フグを含む魚料理を気軽に楽しむことができます。
店内には、カウンター席が20席ほどと座敷テーブルが2つあります。繁忙時になると客が並ぶこともありますが、店員さんがテキパキしているので、そんなに長く待たされることはないと思います。
市場食堂「よし」のメニュー
「よし」のメニューは、基本的に魚のフライを中心とした定食が多いです。その他、ネギトロ丼やイクラ丼などもあります。
私たちは、フグの唐揚げが入った「ふくふく定食(2000円)」「よし定食(1600円)」を注文しました。
なお、支払いは現金のみ、カードは使えません。
市場食堂「よし」の「ふくふく定食」
「ふくふく定食」は、フグの唐揚げとフグ刺、魚のあらだき、ご飯、味噌汁がセットになった定食です。フグを堪能したいなら間違いなくコレですね。
ふぐ刺し10枚とフグ皮。1人分としてちょうど良い量です。
紅葉おろしとネギを入れたポン酢ダレに、刺身をつけて食べてみる。弾力のある独特の食感…これこれ!これぞフグ刺の醍醐味でしょう。
そして、コラーゲンたっぷりのフグ皮もコリコリっとしていい感じです。
ほとんどポン酢の味ですが、”フグ食べてる”という幸福感を味わえますね。
次にフグの唐揚げ。
私のイチオシはこれです。「フグの唐揚げを食べに唐戸市場に来ている」と言っても過言ではありません。
ひと口食べてみれば、絶妙な味付けであることがわかります。その後にやってくるフグの肉の柔らかいこと。
超絶美味いんですよ! さっき食べたフグ刺の良き思い出がぶっ飛ぶくらいです。
1階で寿司を選んで食べるのはもちろん楽しいですが、「よし」のフグの唐揚げもぜひ試してほしいです。
他の料理で残った魚を醤油で炊いたあらだきです。これも、間違いなくオイシイです。
味噌汁も普通の定食屋で食べるのとは一味違います。
市場食堂「よし」の「よし定食」
「よし定食」は、フグの唐揚げ&海老フライ、刺身盛り合わせのセットです。
魚市場なので刺身は新鮮、海老フライは大き目で食べ応えがあります。もちろんフグの唐揚げもあるので、いろんな魚を楽しみたい人はこちらがオススメです。
まとめ
この記事では、フグ料理をリーズナブルな値段で気軽に食べられる、唐戸市場の市場食堂「よし」を紹介しました。この店の定食のなかでも、フグの唐揚げは絶品です。
唐戸市場一階の寿司はもちろん美味しいのですが、機会があれば「よし」のフグの唐揚げもお試しください。
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