ドライブで長崎市へ行ったついでに、創業150年の老舗「吉宗」で茶碗むしと三色ご飯を食べてきました。店名は「よしむね」ではなく「よっそう」と読みます。
「吉宗」は茶碗むしの専門店です。茶碗むしがおかずなの?と思うかもしれませんが心配ありません。なめらかに蒸された卵の中にいろんな具材が入っているので飽きが来ません。小さな茶碗むしの量に満足していない人にはたまらない一品でしょう。
もう1つの主役は三色ご飯。錦糸卵とそぼろ、鱈のデンブが乗った丼で、吉宗では蒸寿しという名前で出されています。
30年ほど前には博多駅地下街にも吉宗があってよく食べに行っていたのですが、いつの間にか撤退していました。今回、30年ぶりに訪れて、吉宗の茶碗むしが美味かったことを再確認できました。
「吉宗」本店の場所
- 住所 : 長崎県長崎市浜町8-9
- 電話番号:095-821-0001
- 営業時間:11:00~21:00
- 定休日 :月,火 1/1日,8/15日,12/31日
吉宗に行くには路面電車を使うか、歩いて行くのが良いでしょう。
最寄りの駅は浜町アーケードまたは観光通りです。
店には駐車場がないので車で行く場合は近隣の有料駐車場に停めるしかありません。
ただし、吉宗の周辺は商店街があって人通りが多く、道も狭いため一度入ってしまうと運転が難しいです。また、長崎市内は路面電車が沢山走っているので、運転に慣れていないとちょっと怖いです。
なので、入りやすいパーキングに一旦車を停めて、あとは徒歩や電車・バス等で行くと良いと思います。
「吉宗」の様子
「吉宗」の外観は、創業150年の歴史を感じさせるたたずまい。雨どいの下に「吉宗」と書いた提灯がずらりと並んでいるところも印象的です。
吉宗という字を見ると徳川吉宗かマツケンを想像しますが、創業者の吉田宗吉信武さんが屋号として「吉宗(よっそう)」とつけたそうです。
かすれて見えにくい看板には「茶碗蒸」と書いてあります。茶碗蒸の専門店というのは珍しいですね。
私たちは昼食時を避けて2時ごろ着いたのですが、それでも行列ができていました。人気店であることがわかります。
店内の天井や柱、赤いカーペットがレトロな雰囲気を醸し出しています。
二階は畳部屋ですが、テーブルとイスが置いてあるので、あぐら座りが苦手な人にはありがたい。
こちらは1階奥の坪庭。テーブル席から庭を見ながらのんびり食べるのもいいですね。
「吉宗」のメニュー
一番なシンプルな茶碗むしと蒸寿しの御一人前(セット)が1485円。
他はおかずが増えていく感じ。
寿司のセットもあります。
ばってらも吉宗の人気メニューのようです。
長崎名物の卓袱(しっぽく)料理もありました。
卓袱とは朱塗りの円形テーブルのことで、この上に日本料理・中華料理・オランダ料理をミックスしたものを載せてみんなで食べるのだそうです。
吉宗では吸物、和え物、満女(まめ)、刺身、湯引、三品盛、角煮、揚物、茶碗むし、蒸寿し、香の物、果物、しるこ を出すそうです。超豪華!!
「吉宗」で「御一人前」を食べる
今回は、吉宗の名物メニューである「御一人前」(茶碗むしと蒸寿しのセット)を注文しました。
夫婦茶碗のデザインが良い。器を楽しむのも大人の嗜みというものです(知らんけど)
シンプルですが色のバランスが良く、洗練された感じ。
寿司屋などで出される茶碗むしの2倍くらいの大きさです。茶碗むしが好きな人にとっては、理想的な量だと思います。
口に入れると、出汁の効いた卵がフワーっと溶けていく。使われている具材も一つ一つが美味しい。
具材が次々にでてくるので飽きませんよ。
海老や鶏肉、しいたけ、銀杏、筍などが入っていました。
もうね、茶碗むしが好きな人にはたまらん1品です。
吉宗のもう1つの名物、蒸寿し
三色のトッピングが見た目を楽しませてくれます。
口に入れると熱々です。酢飯のわずかな酸味と、錦糸卵と鱈デンブの甘さのバランスがちょうど良い。穴子のそぼろもアクセントにいい感じです。
茶碗むしとの相性は抜群です。
まとめ
この記事では、長崎市内にある吉宗をレポートしました。
さすが100年以上つづく茶碗蒸専門店だけあって、見た目・味ともに上品で洗練された感じでした。
また、お店の雰囲気も抜群です。
機会があればお試しあれ。
吉宗の近くに持ち帰り専門店もあるので時間がないときは、こちらで買って帰るのもよろしかと。
長崎まで行けない人は通販もありますよ。
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