ずいぶん前の話。武雄市図書館とツタヤのコラボが話題になり、当時としては珍しかったので様子を見に行ったことがあります。その帰り道に立ち寄った店のチャンポンがとても美味しく、それが「井手ちゃんぽん」でした。
「井手ちゃんぽん」は、佐賀県武雄市の創業70年以上の老舗で、スープの旨さと野菜の多さに定評があります。地元の人に長く愛されているだけあって本当に美味い。
そんな話を同僚としていたら、「井手ちゃんぽんは確かに美味しいけど、空港の井手カツ丼もうまいよ」と勧められました。
井手ちゃんぽんの「カツ丼」は本店と唐津店、佐賀駅店しか出していませんが、福岡では福岡空港内の「井手カツ丼」という専門店で食べられるとのこと。そう言われたら、行かねばならないでしょう。
ということで、「井手ちゃんぽん(新宮店)」と「井手カツ丼(福岡空港店)」をレポートしたいと思います。
井手ちゃんぽん(新宮店)
井手ちゃんぽん(新宮店)は、国道3号線を香椎から新宮方面に向かう途中にあります。ラーメンの一蘭を過ぎてしばらくすると、左側に井手ちゃんぽんの大きな看板が見えてくるのでわかりやすいでしょう。
隣の「牧のうどん」と共同の大きな駐車場があります。週末のお昼時だったのでほぼ満車状態でした。あいかわらずの人気ですね。
- 住所:糟屋郡新宮町原上1398-1
- 営業時間:10:30~21:00(L.O.20:30)
- 定休日:水曜日
井手ちゃんぽんのメニュー
メニューは、(普通の)ちゃんぽんと特製の2種類から選択。特製はきくらげと生卵が入ります。
好みに応じて麵、野菜、きくらげの量を増せるのがいいですね。
私たちは、ちゃんぽん(並盛)とちゃんぽん(小盛)と餃子を注文しました。
合計:1830円
井手ちゃんぽんを食べる
こちらは、ちゃんぽん並盛です。
井手ちゃんぽんの特徴は野菜の量の多さ。もやし、キャベツ、ネギ、かまぼこ、丸天、豚肉が入っていました。炒め方が上手なのかシャキシャキの食感です。
ここに来ると「もやしって、こんなにうまかったのか!」と、いつも感心してしまいます。
井手ちゃんぽんのもう1つの特徴はスープ。
かなり美味い!
同じ豚骨スープでも長崎ちゃんぽんとは明らかに違います。長崎ちゃんぽんについては【長崎】宝来軒のチャンポンはバリうまかったの中で書いていますが、海鮮の味が全面に出ている感じでした。
井手ちゃんぽんの方は、もっと豚骨ラーメンのスープに近く、ラード(豚脂)を焦したような香ばしい味がします。野菜がたっぷり入っているせいか、塩辛さよりも”甘さ”が引き立つ感じです。
麵は、中太で柔らかい。もう少し固めが好きですが、そこは好みの問題でしょう。
こちらは井手ちゃんぽんの餃子とちゃんぽん(小盛)。
小盛は並盛と比べて野菜の量が少なく、これだけだと少し物足りないと思います。私は餃子と一緒に食べたかったので量を抑えて小盛にしました。
餃子は一口サイズより少し大きく、味もうまいです。ショウガの味が強い餡(あん)が特徴的でした。
こちらは別日に撮影したもの。きくらげをトッピングしました。
覚悟はしていましたが実際に見ると量が多くて驚きました。でも、コリコリでいい感じ。まったく邪魔になりません。
井手カツ丼(福岡空港店)
こちらは福岡空港国内線2Fのフードコートにある「井手カツ丼」です。
ちゃんぽんと並ぶもう1つの名物「カツ丼」を福岡市内で出しているのは現在、ここだけになります。
- 場所: 福岡空港国内線ターミナルビル 2F ザ・フードタイムズ
- 営業時間:10:00~21:30(L.O.21:00)
井手カツ丼のメニュー
「井手カツ丼」のメニューは次の通り。
- カツ丼
- 至福のカツ丼(温玉のせ、玉子のせ)
- 親子丼
- 玉子丼
- 牛とじ丼
ここはやはり「井手ちゃんぽん」本店の限定メニューであるカツ丼(980円)は外せないでしょう。
できるまで、ブザーを持って、しばらく待ちます。
井手カツ丼を食べてみた
トンカツにトロトロ玉子と玉ねぎが乗った、ごく普通のカツ丼です。
味はどうでしょうか?
かなり甘めのダシは60年にわたって引継がれ、改良されてきた深みのある味です。私のストライクゾーン。
ブランド豚の肉は柔らかく、肉の旨みが染み出してきます。甘味を含んだ衣との相性も良い。胡椒がピリッと効いていて良いアクセントになっていました。
ダシの染みたご飯と合わせて食べるとウマウマです。
甘めのカツ丼が好きな人にはたまらない一品だと思います。
最後に
今回は、1日で「井手ちゃんぽん」と「井手カツ丼」の両方に行って、それぞれの定番メニューを食べてきました。
野菜たっぷりのちゃんぽんは、あいかわらずの美味さでした。
もう一つのカツ丼は、甘めの味付けで好みが分かれるかもしれませんが、豚カツ自体は間違いなく美味いです。
機会があればお試しあれ
ちなみに井手ちゃんぽんの本店の記事はこちら
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