妻の知り合いが那珂川でカフェ「キャプテン」の店長をやっているので寄ってきました。
「キャプテン」は那珂川で41年続いている人気の喫茶店。2年前に(株)バトンタッチという会社が前マスターの岡本氏から店を引継ぎ、現在は2代目店長を雇用して運営しているとのことでした。
今回は、お昼ご飯も兼ねてナポリタンとチキンカレー、期間限定のチーズケーキを食べてきましたのでレポートしたいと思います。
キャプテンの場所
福岡市からだと国道385号を那珂川方面へ南下し、県道56号に入ってしばらく走ったところにあります。
外から見るとドングリのような、船の断面形をしているので、すぐにわかるでしょう。
- 住所:福岡県那珂川市松木1−1
- 電話:092-953-0985
- 営業時間:10:00~18:00
- 定休日:水曜日
- 駐車場:あり
ランチ時はお客さんが多いそうです。
駐車場は店の横にありますが、ラーメン店側には停めないでとのこと。
キャプテンの店内
店内は船底を逆さまにした形になっていました。天井が高いので思ったよりも広い。帆船の模型やランプ、操舵輪など船関係の装飾品が沢山使われていました。
いい感じ。
キャプテンという店名は、前オーナーがこの店を始める前に漁業会社で船長をしていたことから名付けたそうです。陸に上がっても海を忘れたくなかったのでしょうね。
キャプテンのメニュー
ランチメニューはこんな感じ。ちなみにランチの時間は11:30~17:00です。
- ナポリタン(単品かサラダ・スープセット)
- 生姜焼き定食
- チキンカレー(単品か野菜をトッピングしたもの)
- 週替わりランチ(平日のみ)
200円を追加するとドリンクセットにできます。
- コーヒー、紅茶、りんごジュース、オレンジジュース、ほうじ茶、緑茶
春日に本店をもつナガタパンの食パンを使用したメニューもあります。
- ホットサンド
- サンドイッチ
- 特製トースト
- はちみつトースト
期間限定のスイーツ類がいくつかありました。
- ガトーショコラ
- チーズケーキ
- パフェ
私たちはキャプテンで人気のナポリタン、チキンカレーをコーヒーつきで、それとチーズケーキを注文しました。
人気のナポリタン
はい、ナポリタン。
Wikipediaによると、そのルーツは戦後の日本、アメリカ人兵士たちがケチャップを混ぜただけのスパゲッティを食べているの見て、日本人シェフが玉ネギやハム、ピーマンを加えてアレンジしたものだそうです。しかも、名前に関して言えば、フランス料理の「スパゲッティ・ナポリテーヌ」から「ナポリタン」に変化させたという説があります。
ナポリタンと言ってもルーツはイタリアではなく、アメリカやフランスだったんですねぇ。奥が深い。
さて、食べみると、もうねザ・ナポリタンって感じ。みなさんが頭で思い描く味だと思います。
甘酸っぱくてコクのあるケチャップがスパゲッティに絡んでとっても美味しい。この店で人気があるのがわかります。
ピーマンが嫌いな人は、注文時に言えば入れずに作ってくれるそうです。
チキンカレー
新生キャプテンで提供を始めたチキンカレー。
缶詰などではなく、この店の自家製だそうです。
ルーは、スープカレーのようなしゃばしゃば系です。「カレーは飲み物だ」とウガンダさんが言ってましたが、まさに飲むように食べれる。
野菜繊維の後から酸味、そして香辛料のピリピリがやってきます。辛いのが苦手な私の辛さセンサーが8(Maxは10)を指している。危ない所だった。
チキンはよく煮込んであって、口に入れるとホロホロと崩れていきます。
全体的に辛いけど優しい感じのカレーでした。個人的にもう少しドロドロの方が好きですが、そこは好みの問題でしょう。
チーズケーキとコーヒー
メニューには、季節限定「背振山の雪溶け恋し やまもも乙女~ホワイトショコラのチーズケーキ」と書いてある。言われて見ればそんな感じです。
このケーキは、店長さんの手作りだそうで、この日が第一号とのことでした。
やまももは赤い木の実で、那珂川市が推(お)している食べ物だそうです。
チーズケーキの濃厚な味、ホワイトソースの甘さ、やまももの爽やかな酸味が一体となってめちゃウマです。
カレーでピリピリになった舌を癒してくれました
コーヒーの香ばしさと苦味がケーキと合います。
余談ですが、こういうティーカップを持つときのマナーは、ハンドルの部分に指を入れちゃいけないそうで、写真のようにつまむのが正解らしい。
でも、ハンドルに指を入れた方が飲みやすいよね。
ウィンナーコーヒー
別の日にウィンナーコーヒーも飲んでみました。
キャプテンでは、3段階の甘さを選ぶことができます。メニューには、一番甘い「昭和」、中くらいの「平成」、そして砂糖なしの「令和」となっています。
生クリームの甘さとほろ苦いコーヒーのバランスがよく、とても美味しい。
ウィンナーとは「ウィーン風の」という意味ですが、そもそもオーストリアのウィーンにはウィンナーコーヒーは存在しません。
昔、ウィーンの馬車の御者たちが飲んでいた「アインシュペンナー」というコーヒー(冷めるのを防ぐためにクリームの蓋をしたもの)から転じて、日本ではウィンナーコーヒーと呼ぶようになったとのこと。
ちなみに、ウィンナーコーヒーってどうやって飲んだらよいのかわからないのですが、正しい飲み方はないようです。クリームの下から熱いコーヒーが出てくるので、火傷しないように気を付けて飲むのがよろしいかと。
まとめ
今回は、那珂川のカフェ「キャプテン」のナポリタンとチキンカレー、チーズケーキ、ウィンナーコーヒーをレポートしました。
ランチは両方とも単品で650円だったのでリーズナブルだったと思います。雰囲気もよく、地元の人に愛されている感じが伝わってくるお店でした。
機会があればお試しあれ
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