2021年3月から6月まで博多駅のホームに「明鏡志水(めいきょうしすい)」というラーメン店があったのをご存じでしょうか?
なんと3か月間で15,000人が来場したほど人気があったそうです。
それもそのはずシェフの経歴が凄い。
京都の老舗「瓢亭別館」の料理長を務め、そのうえOECD パリ日本政府代表部特命全権大使の優秀公邸料理長賞も受賞しています。漢字が多くてよくわかりませんが、とにかく凄そう。
その「明鏡志水」が店舗として博多デイトスにオープンしたので、さっそく食べてきました。
「明鏡志水」の場所
店舗は博多駅の筑紫口側、デイトスの地下にあります。
- 住所:博多区博多駅中央街1-1 博多デイトス地下 1階
- 営業時間:10:00~20:00
明鏡志水(めいきょうしすい)という言葉は、もともとの明鏡止水(心にやましさがなく、落ち着き払っている状態)をアレンジしたもので、「スープに曇りがなく澄み切った」 という意味を込めたのだそうです。
ちなみにアニメ鬼滅の刃の中で、竈門炭治郎たちが胡蝶しのぶの屋敷で鍛錬した道場にも「明鏡止水」と書いた板がかかっていました。
2021年9月15日にオープンしたばかりなので、12時頃に訪れると40分待ちでした。しばらくはこんな状況が続くでしょうね。
「明鏡志水」のメニュー
メニューを大きくわけると、温かい麺と冷たい麺になります。
- らぁ麺(温)
- 塩 淡麗/特製
- 醤油 淡麗/特製
- 味噌 特製
- 白湯 トリュフ/特製
- つけ麺(冷)
- つけ麺 塩/醤油
- 特製つけ麺 塩/醤油
- スペシャリテ(冷たいスープ麺)
- 明鏡志水PURE(スープと麺のみ)
- 明鏡志水LUXE(PUREに煮玉子、チャーシューがプラス)
サイドメニューはこんな感じ
- ご飯
- 生姜鶏めし
- 白めし
- セットメニュー
- 生姜鶏めしセット
- からあげセット(白飯+からあげ)
- スペシャルセット(鶏めし+餃子+からあげ)
- トッピング
- 煮玉子/生玉子
- ネギ増
- アグーチャーシュー
- ワンタン
私たちは、淡麗(塩)とスペシャリテ明鏡志水(PURE)、からあげセットを注文しました。
「明鏡志水」の淡麗塩らぁ麺
淡麗塩らぁ麺がやってきました。
透き通ったスープに麺、それに鶏チャーシュー、海苔、三つ葉(?)がトッピングされていました。
九州の美味しいものを提供するのがこの店のコンセプト。福岡の塩、佐賀の煮干し、鹿児島の鰹節、宮崎のシイタケ、大分や長崎の野菜を使用しているそうです。
まずスープからいただきます。
鰹とシイタケの風味、旨味が出ていて美味しい。
豚骨ラーメンのようにガツンと来るようなスープではなく、日本料理店で出てくるおいしい和風出汁のような感じです。
麺はストレート。ツルツルしているのでのど越しがよい。
和風スープにはこの麺がよく合っていると思いますが、若干柔らかすぎる気がしました。
チャーシューは柔らく、鶏肉の旨味が十分に出ていて美味しい。
淡麗塩らぁめんは、全体的にバランスのとれた味でした。
からあげは、鶏の脂がジュワーッと出てきてジューシー。ご飯によく合います。これもオススメです。
「明鏡志水」のスペシャリテ(PURE)
こちらは冷たい麺になります。
ちなみにスペシャリテはフランス語で「自慢料理」のような意味。
麺がきれいに盛り付けられていて見た目が美しい。
丼全体にちりばめられている緑は、店員さんによるとゆずの皮だそうです。
こちらも透明なスープですが、先ほどの淡麗塩らぁ麺と違って、ゆずの味が濃く、冷たくサッパリとした仕上りになっていました。
これはこれで美味しい。
先ほどの塩らぁ麺と違って、麺のコシが強く食べ応えがありました。
夏の暑い日には、こちらの冷たいらぁ麺もオススメです。
最後に
今回は、博多駅地下にオープンした「明鏡志水」の淡麗塩らぁ麺とスペシャリテPUREをレポートしました。
どちらも和風スープが特徴的でした。
ただ、あくまで個人的な感想ですが「数ある豚骨ラーメンを超えるほどのインパクトはあるか?」と聞かれたら答えるのが難しいです。豚骨ラーメンと比較せず、ニュートラルな気持ちで食べれば、間違いなく美味しいと思います。
機会があればお試しあれ
近くにはこんな店があります。
透明なスープが好きなら月やもありますよ。
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