7月の連休中、城下(しろした)カレイを食べに大分県日出(ひじ)町までドライブしてきました。
次の写真は日出城跡から別府湾を撮影したものです。
城下カレイは日出城の足元、別府湾に生息するマコガレイのことで、江戸時代には将軍家に献上されていたほどの高級魚です。
別府湾に注ぎ込む湧き水の中で生息するため臭みが無く、他のマコカレイと違って肉厚で頭部が比較的小さいのが特徴です。
城下カレイは4月~9月まで食べられますが、5~7月頃が最も美味しい時期になります。
ということで、この記事では能良玄家(のらくろや)のランチメニュー「城下カレイのミニセット」をレポートします。
能良玄家(のらくろや)の場所
能良玄家(のらくろや)へは、福岡市からだと高速道路を利用して車で2時間くらいで到着します。
最寄りのJR暘谷(ようこく)駅からだと徒歩5分くらいです。
- 住所:大分県速見郡日出町2573
- 営業時間:11:00~L.O.20:00
- 定休日:火曜日
- 電話:0977-72-2037
城下カレイ料理を食べるときは電話予約しましょう。
支払いは現金かペイペイ、d払い、メルペイが使えます。ただし、カード払いは不可かもしれません。
店の駐車場が道を挟んだ反対側にあり、少し見つけづらいと思います。私たちが行ったときは満車だったので店の裏手にある「二の丸館」の無料駐車場(上の写真)に停めました。
二の丸館は観光案内所で、日出城など周辺を散策するのに利用できます。
能良玄家(のらくろや)のメニュー
城下カレイを使ったメニュー
- 城下かれい ミニセット(3750円)
- 刺身・煮付・唐揚げ・お吸い物・ご飯・漬物
- 午後3時まで
- 城下かれい 日出セット(5500円)
- 刺身・煮付・唐揚げ・湯引き・お吸い物・ご飯・漬物
- ミニセットよりも料理の量、切り身の大きさが違う
この他、二の丸コース(7700円)、暘谷コース(11000円)もあります。
私たちはミニセットを注文しました。
城下かれいミニセット
まずはカレイの刺身
見た目はふぐ刺のようですが、こちらの方が厚みがある感じ。縁側と肝もついていました。
一般的にヒラメの身はコリコリしているのに対して、カレイの身はフニャっとしていて歯応えがないので刺身には向いていません。
城下カレイはどうなんでしょうか?
まず、5年以上熟成させた梅酢ベースの秘伝のタレに、カレイの肝と紅葉おろしを溶きます。
さて、刺身をタレにつけていただきましょう。
うまっ!
弾力があって噛むほどに甘味がでてきます。タレの酸味や紅葉おろしが絡んで良い塩梅。城下カレイが「天下の美味」と言われる理由がわかります。
カレイの煮付
煮付汁は、みたらし団子のタレのように甘い。
さりげなく添えてある野菜(ふきとごぼう)の彩りがよいですね。
城下カレイは肉厚なのが特徴。
私は基本的に焼き魚しか食べないのですが、ここの煮付は本当に美味しい。
タレをたっぷりつけて食べると最高です。
揚げ物はカレイの他に、おかのり、ミョウガ、こんにゃく、カボチャなどがありました。
カレイ料理の定番、唐揚げ。味付けが良い。間違いないでしょう。
カリッと揚がっているとはいえ、骨が刺さるので注意しながら食べましょう。
ミョウガは天つゆにつけて食べると美味しい。
塩で食べてもうまそう。
これはおかのりという野菜。はじめて食べました。
おかのり自体は味がしませんが、衣の味付け、カリッとした揚げ方が絶妙で美味い。変なたとえですが、ポテトチップスのような感じ。
締めのご飯・お吸い物・漬物。
お吸い物の中にもカレイが入っていました。
出汁がものすごく優しい味なので、もう少し塩気があると良かったかなと。
ご飯まで完食して、お腹一杯。ミニセットでも十分な量でした。
まとめ
この記事では「能良玄家(のらくろや)」の城下カレイ ミニセットをレポートしました。
刺身からお吸い物まで全てに城下カレイが使用されていて、ミニセットでも十分に満喫することできました。
「天下の美味」と言われるだけあって、とくに刺身と煮付は絶品でした。
機会があればお試しあれ
「能良玄家(のらくろや)」の近くには、日出城跡があり、ここから見える別府湾もなかなかの景色でした。こちらもオススメです。
なお、残念だったのは、2021年7月の時点では福岡ー日出間の高速道路料金が休日割引適用外で3910円となり、ミニセット代よりも高くついてしまいました。
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