私たち夫婦が沖縄に行く楽しみのひとつは沖縄そばを食べること。とくにソーキそばが大好物です。
ところで、沖縄そばって蕎麦なの?ソーキって何?・・・考えてみるとよく分からないですよね。
ということで、この記事では、沖縄そばとは何かを説明します。また、今回訪れた2つの店を紹介します。
1軒目は「大東そば」。沖縄そばの店はたくさんあるので、ココが一番だと言うつもりありませんが、個人的な美味しい店リストに入りました。
2軒目は「空港食堂」。沖縄旅行の最後を沖縄そばで締めくくるのはどうでしょうか?ここは、その名の通り那覇空港の中にある食堂で、沖縄そばを早く安く提供していました。
沖縄そばに興味のあるかたは、ご参考にお読みください。
沖縄そばって何?
まず、沖縄そばについて説明しますね。ここからの”沖縄そば”は麵を示すときもあれば、料理を示すときもあるので、文脈で適当に判断してください。
そもそも沖縄そばという名前がついていますが、麵は小麦粉を使用していて蕎麦粉は使っていません。ちなみに、全国生めん類公正取引規約によると、蕎麦粉が3割以上入ってないと”そば”と名乗ってはいけないそうです。
ならば、沖縄そばは規約違反なのかというと、そうではありません。
「地元では昔から”沖縄そば”って呼んでいたのに、ダメと言われてもねぇ」ということで、交渉の末に”沖縄そば”の使用が認められたんだそうです。
そんな沖縄そばですが、地方によって呼び方や麵の形状が異なります。
- 沖縄本島:沖縄そば
- 北部では幅広の麵、南部では3~4ミリ幅の波を打った麵が特徴
- 宮古地方:宮古そば
- 細麺で、具材を麵の下にもぐらせるのが特徴。
- 八重山地方:八重山そば
- 極細丸麵で、短冊切りの肉やかまぼこを盛り付けるのが特徴
スープは、主に豚骨かカツオのダシを使用しています。
そして、トッピングの肉も3種類あります。
- ソーキ
- 骨付きばら肉(スペアリブ)をトロトロに煮込んだもの。
- 三枚肉
- アバラ周辺の皮、赤身、脂身が3層になっている肉
- テビチ
- 豚足
このことから、スープの種類を聞かれたり、沖縄そば+ソーキをソーキそばと呼ぶ店もあります。
何となくわかってもらえたでしょうか?
国際通り近くの大東そば
旅行初日に宿泊したホテルJAL CITY那覇のスタッフさんに、「この近くに沖縄そばの美味しい店はありませんか?」と尋ねたところ、教えてもらったのが「大東そば」。
JAL CITY那覇の裏口から出て、目の前にあります。歩いて30秒ほど。
『あれ、もしかして、スタッフと店はズブズブの関係なのでは?』と思ってしまったのですが、いや本当にうまかった。疑ってごめんなさい。
住所: 沖縄県那覇市牧志1丁目4-59
そばの名前は、「大東そば」となっていて紛らわしいのですが、沖縄そばです。
そばメニューのトッピングは、三枚肉かソーキ、または両方。
その他、大東寿司という漬け寿司がセットになっているものもありました。
私たちは2人ともソーキが好きなので、ソーキそば(中)750円を注文しました。
迫力のある大きなソーキがドーンと2つ乗っていました。
肉の味付けは甘く、そして柔らかい。口に入れるとホロホロと崩れていく。うまーーい!。軟骨もトロトロに煮込んであるので食べられます。
スープは、見た目以上にしっかりと魚介系のダシが出ていて、深みのある味でした。
脇役のすり身カマボコも何気においしい。
自家製の麵は、福岡のうどんくらいの太さで、少し弾力がある。そして間違いなく美味しい。紅ショウガが好きな人は、アクセントにどうぞ。
かなり美味しかったので、私が食べた沖縄そばの中で上位にランクインしました。
今度行ったときは大東寿司と一緒に食べたい。
最後の一杯は空港食堂のソーキそば
沖縄旅行の締めくくりとして「空港食堂」へ行きました。
ここは空港職員も利用するような定食屋で、メニューの1つとして沖縄そばを提供しています。
場所は那覇空港国内線1F、左手に道路を見ながら奥の方へ進んで行くと、空港食堂の旗が見えます。
コロナ対策で、2名掛けのテーブルには透明なボードが設置してありました。
食券機の2段目に、いろいろなソバがありますが、この記事を読んでいると何となく理解できるのではないでしょうか?
私たちは、ソーキそば(660円)を注文しました。安い!
10分ほどでソーキそばがやってきました。
こちらの麵は、大東そばよりも細麺でした。癖がなくおいしい。
ソーキは軟骨が柔らかくなるまで煮込んでありました。ただ、個人的にはもう少し醤油と甘さが欲しい。それと、スープは全体的に薄味でした。
けっして不味いわけではなく、660円なのに、しかっりとお腹を満たしてくれました。
旅の最後に沖縄そばを食べたい人、沖縄そばを食べ損ねたという人は利用してみてはどうでしょうか?
まとめ
この記事では、沖縄そばの説明、「大東そば」と「空港食堂」の沖縄そばをレポートしました。
沖縄そばは、麵の種類、スープの種類、トッピングの肉によって呼び方が違う場合があることを説明しました。
大東そばで食べたソーキそばは、麵・スープ・ソーキがすべてバリうまでした。
また、空港食堂のソーキそばはリーズナブルで、沖縄の思い出を回想しつつ食べるのに良い感じでした。
機会があればお試しあれ
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